2017年アニメ好きだったED5選

今年もアニメ豊作でしたね。個人的には豊作だったという以上にアニメを楽しく見れた一年だったので、幸せでした。

さて、2017年冬〜秋のアニメで好きだったEDですが、今回は自己紹介も兼ねてというか、短めに5選でいきます。順番は放送時期が早い順に並べて、良いところというか適当に思い出とかも混ざって書きます。5つだけなのでメジャー過ぎるものよりは…という意図は若干入ってます。

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一貫して曲も画面も演出も、物凄く素朴なEDなのですが、音・色・動きの流れを一気に束ねて入るサビはこんなにも高揚するのかと聞く度に感激します。前半は、画用紙に描かれた線画に音に合わせて色を乗せていくという演出で、この画用紙というのがこの曲を引き立てすぎている。その画用紙の上の、色鉛筆で描いたような優しい色も曲調と合っていて大好きです。この白黒からカラフルへのサイクルが繰り返されることで、"色"というものは凄く鮮やかなんだ、ということを思い出させてくれます。「空ってこんなに青かったんだな…」というやつです。サビへの入りは言わばこのサイクルを利用しての不意打ちで、曲に合わせて画面を切り替えるという素朴な演出だからこそ、音を余すところなく使えているという好例でしょう。見終わった後に自分の「かけがいのないもの」がうっすらと見えてくるような、そんな気持ちになる素晴らしいEDです。個人的に2017年ナンバー1。このEDの構成考えた人は間違いなく天才。

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最近のラノベアニメっぽい着色に、画面に大きな動きはなく、ほぼ洗濯機と紗霧だけが動くという抑えめなED。画面の中での紗霧の背の高さと小物の配置が絶妙で、退屈そうな表情からちょっとずつノッていくのがかわいいです。作中紗霧が家で留守番するシーンなどありますが、兄のことを考えてる訳でも配信してる訳でもない、紛れもない"紗霧の日常"はここに描かれている、という感じがして結構好きな映像です。歌詞がかなり好きなEDで、「何度も越えて行けるから境界線」というのはこの時期の僕の座右の銘となっていました。

あとここに書くのはちょっと反則かもしれませんが、1話で「ヒトリゴト」に乗せて使われたED映像も結構好きで、もう一度流れないかなとずっと思ってましたが、残念…という感じでした。

EDとは全然関係ないですが、「ゲーマーズ」「妹さえいればいい」と合わせて一時代を築いた作家が帰ってくる作品が続いた2017年で、どれもいい出来で幸せでした。

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個人的にはけものフレンズ宝石の国と並んで2017年をCGアニメの年と言わしめるにふさわしい作品だと思うのですが、自分の周りでは誰一人見ていなくて全く話ができなかったというちょっぴり悲しい記憶のある作品です。いかにも「ギアス」を踏襲した、イラストを順に表示していくだけ、という逆に思い切ったEDですが、ストーリーの吸引力と引きが極めて強い本作では、むしろこの素朴なEDは余韻を味わうのに合っているのかなとも思います。自分は「ギアス」という作品への思い入れが強すぎるのであまりフェアに見れてる自信はないのですが、過去だったり現在だったり未来だったり、こういうちょっとの補完が与える奥行きというのは、特に1クールの作品ですから意外と大きいのかなと思います。EDのイラストの中では中尉殿が一番好き。

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とにかくアニメが好き!!!という熱量に溢れた今作ですが、EDも勢いとパワーに溢れています。1話の未乃愛のコロコロと変わる表情にノックアウトされて以来、ズブズブとこの作品にハマっていきましたが、EDでも表情と仕草がいい塩梅で、なんというか動かされているという感じが全然なくて、まさに踊っている彼女たちを見ている、そんな熱があります。しかしこの「魂実装済み」とタグ付けしたくなるようなダンスモーションの完成度は一体。あと、このEDも歌詞がかなり好きで、「誰に似てなくても構わない」というのは胸に刻みつけています(はい)

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これも引き性能がかなり強いEDで、盛り上がりましたね。解釈は色々あるかと思いますが、自分は漠然と、ネット、というか彼女の相棒であるパソコン視点で、リアルがどうあろうとネットはそこにあり続けるよ、そういうイメージなのかなあと思って見てました。もりもりちゃんのパートの話ですね。良いですよね〜、こういうの好きです。桜井ともりもりちゃんがクロスオーバーするシーンを除いて各キャラクターは一人ずつ出てきてるところなんかも、リアルとネットというのがテーマのこの作品によく合っていて、ずっと見ていたいなと思えるEDです。姿勢とか写すカメラの高さや角度でキャラクター性がパッと伝わってくるようになっているのが凄いなと思います。

ちなみに楽しみすぎてまだ最終話が見れていないです。年が明ける前には見たいね…。

 

来年もアニメが豊作だと良いですね。それではこの辺で。